愛くるしいフォルムと、ふわもこな毛皮で、好きな動物ランキングをとったら、
まず間違いなく上位に入ってくるうさぎ。
犬・猫に比べると、飼いやすいイメージもありますが…ちょっと待った。
うさぎって本当に飼いやすいの?
そんな疑問をうさぎ飼育歴10年超の私が検証してみました。
目次
1. 「鳴かない」「臭くない」けど「噛む」「抜ける」
2. 病院ジプシーになりやすい
3. 寿命が長くなったとは言えども…
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うさぎには声帯がなく、犬・猫のように「鳴く」ことはしないため、
鳴き声がご近所迷惑になる事はほぼありません。
また、草食動物のうさぎは、雑食や肉食の犬・猫よりあまり臭わないのも、
団地やマンションなどで飼育するにはありがたいポイントともいえます。
然しながら、げっ歯類のうさぎは一生歯が伸び続けるので、あちこちガリガリ。
まぁ、自分の部屋のおもちゃの類を噛み倒す分には全く問題ないのですが、
家の柱やコードなどもガリガリ …
また、犬・猫と同じく毛は抜けます。
特に換毛期は半端ない量が抜けるのでケアを怠ると
健康に影響を及ぼすので注意が必要になります。
犬・猫と大きく違うのは、うさぎが診れる動物病院がかなり少ないという事。
最近は一昔前よりは「うさぎ診察OK!」の病院も増えましたが、
まだまだ少ない印象です。
と言うのも、獣医師が獣医学科で学ぶ「動物」は、牛や豚などの産業動物と、
犬や猫になり、うさぎは「エキゾチックアニマル」の分類のため、
ある程度の専門性を有することが原因とか。
うさぎを飼う前に、近所にうさぎを診てくれる病院があるかをチェックしておきましょう。
うさぎさんの平均寿命は、犬・猫よりも短めです。
食餌やペレットが見直され、長くなったとは言えども、
平均は5歳~8歳で、10歳を超えると長生きの部類に入ります。
また、草食動物の気質から病気になってもギリギリまで隠し通す子が多く、
不調を確認して慌てて病院へ連れて行っても助からなかったり、
朝まで元気だったのに、突然亡くなってしまった、なんていう話も未だに聞かれます。
それでもやっぱり可愛いうさぎ。注意点を考慮しつつ、
家族の一員として接してあげれば、問題はクリアできるはずなので、
飼いやすさは犬・猫とさほど変わらず、と言ったところでしょうか。