イラン軍が誤って撃墜と声明
ウクライナ旅客機を撃墜した
ミサイルの種類は「SA-15」
イランの首都テヘランの国際空港で起きた
ウクライナ旅客機の墜落事故について
イラン軍が誤射してことを認めました。
機械の誤作動ではなく人的ミス。
イランでのウクライナ旅客機の墜落事故のあと
CNNがテヘランの上空での
ミサイルの映像を出した。
このミサイル映像が撮影されていた時刻と
ウクライナ旅客機の墜落した時刻が
同じ時刻であったため日本でも
テレビで大きく取り上げられていました。
当初、イラン政府(軍)は
誤射を完全否定した声明を出していましたが、
2020年1月11日に
誤射であることを認めた声明を出しました。
この記事では
イラン軍が誤って首都テヘランの上空で
ウクライナ旅客機を誤射した情報をまとめています。
誤射したミサイル種類もわかりました。
イラン軍が使用したミサイルは「SA15」
それではまず、
ミサイルが発射の映像の
情報から見ていきます。
1クリックで、読みたい箇所までジャンプ!
(CNN)
イランの首都テヘランの国際空港で起きた
ウクライナ旅客機の墜落に関連してCNNは、テヘランの上空でミサイルが発射され、
物体に命中する瞬間をとらえたと思われる映像を入手した。
カナダと英国の首相は9日、
同機がイランの地対空ミサイルによって
撃墜されたとの情報があることを明らかにした。
【映像】ミサイルが発射され、上空で物体に衝突したように見える出典:Yahoo!ニュース
この映像が公開された時点では
まだイラン政府は誤射との声明はだしていなく
会見では誤った情報と強く否定していた。
CNNが入手した映像には、1月8日の早朝に
テヘラン上空に向けて発射されたミサイルが、
空中で物体に命中する様子が映っていて、
ウクライナの旅客機が墜落したのは
これとほぼ同時刻だった。
ただ映像を公開したときは、
CNNも映像の信憑(しんぴょう)性を
確認できていない。
と慎重なコメントをしている。
イラン軍が墜落したウクライナ機について
誤って撃墜したと認める声明を発表したのは
2020年1月11日です。
イラン軍が使用したミサイルは
ロシア製の地対空ミサイル「SA15」であると
この情報に詳しい米当局者はコメントしている。
ロシア製の自走式防空システム
「トールM1」(別名SA-15ガントレット)
出典:ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
ロシア製の地対空ミサイル「SA15」とは
現在ロシア軍で使用されている、
最新鋭の自走式短距離地対空ミサイル。
NATOコードでは「SA-15ガントレット」と言い、
ロシアでは「9K330トール」と言う。
SA-15は前作SA-8ゲッコーの後継として
1970年代から開発された。
レーダーは「ドッグイア」
E/F-Bandパルス/ドップラーフェイズドアレイレーダーで
最大索敵距離は約25km、
カタログスペックでは最大48~50個の目標を補足でき、
その中から脅威である10個を選択し垂直発射されたミサイルで敵機を
攻撃する事が可能だと言う。
誘導レーダーには「スクラムハーフ」
G/H and later K-band
フェーズドアレイ迎撃レーダーを使用する。
車両には自走式キャタピラタイプの9A330
(装甲輸送車GM-355Mをベースにして作られた。)
を使用、ミサイルは2段式の固体推進で最大射程は12km、
弾頭には14.5kg HEの炸薬が装填されている。
さらに攻撃目標は航空機・無人機・ヘリコプター・
巡航ミサイル等種類が多く、一部の不特定情報では誘導爆弾等の
精密誘導兵器も撃墜出来るという。
なお、誘導方式はTV誘導及び指令誘導である
ロシア軍への実戦配備は1991年だが、
珍しい事に艦対空ミサイル型である
3K95「キンジャール」(SA-N-9)が先に
(1984年)配備された。
現在ではロシアの他にも、
ウクライナ・中国・ベラルーシ・キプロス等
(不確定情報でインドやペルー。
将来はイランにも輸出される可能性がある。)
に輸出されている。
まだ配備されてから間もないため、
これから当分の間はSA-15の後継は
出て来ないと思われる。出典:SA-15とは何? Weblio辞書
「トールM1」(別名SA-15ガントレット)は
米科学者連盟の発表では
ミサイル発射装置とレーダーを
車両に搭載した短距離「拠点防衛」システム
射程は距離は12キロで
最大で高度6000メートルの標的を攻撃できる。
ミサイルには小型の弾頭があり、
爆発のとき金属の破片が飛散する設計。
「トールM1」(別名SA-15ガントレット)に
搭載されるミサイルは、レーダーで誘導され、
音速の3倍近いスピードで飛行する。
5キロ先の目標であれば、
わずか5秒以内に到達する。
イラン軍が誤ってウクライナ旅客機の墜落した
詳しい記事はこちら
【テヘラン共同】国営イラン放送によると、
イラン軍は11日、首都テヘランで8日に墜落した
ウクライナ機について、
軍が誤って撃墜したと認める声明を発表した。
同機の技術的なトラブルが
原因だとしていた主張を撤回した。
イラン軍は声明で、人的ミスで故意ではないと強調。イラン国民や犠牲者の遺族に謝罪の意を表明した。
イラン当局が、国防に関わる主張を撤回し
謝罪するのは極めて異例。
客観的で明確な証拠が存在し、
「事故」との主張を維持できないと判断したとみられる。
声明によると、イランの防衛システムが
同機を敵と誤認した。
対米報復攻撃の数時間後で、
軍は厳戒態勢を敷いていた。
出典:Yahoo!ニュース
イラン軍が誤って
ウクライナ旅客機を墜落したことについて
ネットでは様々な意見が飛び交っています。
認めるだけまだマシだ。
我が国の隣には、未だに日本機が威嚇してきたと
言い張ってる断交したい団体がいるからな…
あの映像残ってれば、否めないよな。
当初は撃墜否定してたけど、素直に認めない国が多い中、
事故から3日目で素直に認めた事は
評価すべきですね。
あとはどう責任を取るのか今後の政策に期待したい。
良く認めた…素直に驚きました。
国際問題に発展するだろう。
日本の近くのとある国はレーダー照射認めませんからね。
イランの方がよっぽどまともって事。
イランの軍事力は、国際的に上位だが、
民間機を誤射してしまう程度の精度だと知らしめた。ただ、これは誤射では済まされない問題。
やっぱりか…。
旅客機には当たり前だがイラン人の他に
世界各国の人々が約半数を占めて
乗っていたので更に最悪の展開。イランはこの後どう出る気なのだろう。
他国の遺族の人達は気の毒過ぎます…
各国への早急な謝罪と対応が求められます。
これがアメリカ軍機だったとしたらと考えると、、、
もう明確な交戦宣言。原油価格への影響を懸念します。
結果的にイラン側が一般の方を巻き込む形に
なってしまいましたね、、今回の問題は誰が正義なのかわからないけれど
これ以上一般の方に被害が広がらないことを願います。少なくとも武力による応戦は
もうこれでやめてほしい。命を落とされた皆様のご冥福をお祈りいたします。
認めたところで、亡くなった人達は帰ってこないけれど、
少しでも無念を晴らせたらいいなと思う。
戦時的脅威での、誤攻撃ですね。この状況では、自国内上空の
飛行禁止処置にするべきでした。関連国、航空機会社等の非難、
補償等の問題に対応せざるを得ないでしょう。出典:https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20200111-00000070-kyodonews-int
イランは、ペルシャ(アラビア)湾にある
イスラム共和国です。
西側にはイラク、
東側にはアフガニスタンとパキスタンがあります。
昨日テレビでもこの話題が取り上げられていて
映像も出ていました。
テレビ番組では専門家も出演されていて
確定はしていなかったものの
誤射の可能性はあると
コメントされていました。
この映像などにによりイラン軍も
いいわけできない状況となり
認めた形になりましたが
あってはならないことです。
一度、会見までして全否定しているだけに
とてもイメージは悪い。
今後の世界各国のイランに対しての
コメントや対応などが注目されます。
事故にあわれた方の
ご冥福をお祈りいたします。