カジキ流し網漁船・北海道釧路沖で連絡途絶えていた漁船7人無事確認
8月28日の午前7時20分ごろ、
北海道・釧路の南方沖約90キロで操業中の漁船から
ともに操業していた
漁船・第38順栄丸(19トン)が
横波を受けて傾く危険な状態になり
連絡がとれなくなったと通報があった
第1管区海上保安本部によると
午前9時35分ごろ、上空から捜索していた航空機が
転覆した船の上で手を振る7人の姿を確認
午前11時過ぎに巡視艇が救助し
全員の無事を確認 した
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釧路海上保安部の発表
釧路海上保安部によりますと
28日午前7時20分ごろ
宮城県漁業協同組合唐桑支所に所属する
カジキ流し網漁船「第三十八順栄丸」
19トンが操業中に連絡が取れなくなったと
仲間の漁船から通報がありました
漁船には、日本人3人と
インドネシア人4人の合わせて7人が乗っていて
午前9時半ごろ、捜索していた
海上保安庁の航空機が釧路の
南およそ110キロの太平洋で転覆した船と
船の上で手を振る7人の姿を確認
午前11時過ぎに巡視艇が救助し
全員の無事を確認した
海上保安部によりますと
連絡が取れなくなる直前
船長が仲間の船に
「横波を受けて船体が傾き、危険な状態にある」と
連絡していたということ
釧路地方気象台によりますと当時
漁船のいた付近の海上は低気圧の影響で
南東の風が強く吹いていて
気象台は海上強風警報を発表して
警戒を呼びかけていました
宮城県漁業協同組合唐桑支所の発表
漁船は、今月24日に気仙沼市唐桑町の宿舞根漁港を出港し
北海道釧路沖で操業後
28日朝に帰港する予定だったということです
第38順栄丸
第38順栄丸は
宮城県気仙沼市の宮城県漁業協同組合唐桑支所所属
日本人3人、インドネシア人4人が乗っていた。
24日昼ごろ、気仙沼市の港を出て
カジキなどをとるはえ縄漁をしていたとみられる
乗組員の家族は自宅で待機し
同支所が情報収集を続けていた
全員無事に救出された
近海まぐろ延縄漁業とは
気仙沼港を出港し
漁場に到着するまで4~7日かかります
漁場に着いたら、約6時間かけて
投縄(釣針に餌を付けて延縄を流します)を行います
投縄を終了して
約5時間後から揚縄作業がはじまります
この揚縄作業は約11時間も要し
針にかかった魚は右舷側にある
「舷門」から慎重に人力で引き上げ
素早く内臓処理等・氷詰め作業等を行ってから
低温の魚艙で保管します
魚種によっては
逆に鮮度を保つため船上で
内臓処理を行わない場合もあります
近海まぐろ延縄船
船の大きさ 約10トン~150トン
乗組員の数 約7名~16名
1航海日数 15日~45日
漁獲魚種 まぐろ類・かじき類・さめ類等
※延縄(長さ約100~120km)に
3,000~4,000個の釣針に
餌(さんま・さば・いか・あじ等)を付けて投縄をします。
出典:気仙沼漁業協同組合-漁業について
かじき等流網漁業とは
気仙沼港を出港し、
漁場に着くまで3~8時間くらいかかります
漁場に着くと、夕方4時頃より約2時間かけて投網を行います
(潮流と直角になるように網を投入します。)
投網を終了して、約6時間後から揚網作業がはじまり
この揚網作業には約6時間を要します
魚は網に突っ込む形で網に挟まり
身動き出来なくなり漁獲され
素早く内臓処理等・氷詰め作業等を行ってから
低温の魚艙で保管します
魚種によっては、逆に鮮度を保つため船上で
内臓処理を行わない場合もあります。
大目流網船
船の大きさ 約5トン~190トン
乗組員の数 約5名~10名
1航海日数 5日~15日
漁獲魚種 まぐろ類・かじき類・さめ類・かつお等
※国の省令及び、各県の漁業調整委員会の指示により
網の長さ・網目の大きさ・操業区域・
操業時期・操業時間等が定められています。
出典:気仙沼漁業協同組合-漁業について